Purpose

立ち止まって、
気づいたこと

今日は少しだけ、いつもより個人的なお話をさせてください。うまくまとまるかわからないけれど、今の正直な気持ちを綴ってみたいと思います。

窓辺でコーヒーを飲みながら考える時間

健康診断で、引っかかった

少し前のこと。毎年受けている健康診断で、ある項目に引っかかってしまいました。「再検査を受けてください」というお知らせでした。

その紙を手にしたときの気持ちは、今でもよく覚えています。頭の中がすっと静かになって、「私、大丈夫なのかな」という不安が、じわじわと広がっていきました。再検査の結果が出るまでの数日間は、いつもどおりに過ごしているつもりでも、心のどこかがずっとそわそわしていて。

こういうことは、若い頃は他人事のように感じていました。けれど、この歳になると、自分の体はいつまでも当たり前に元気でいてくれるわけではないのだと、あらためて気づかされた気がしたのです。

「これまで」と「これから」を、振り返って

不安な時間のなかで、私はこれまでの人生と、これからの人生を、自然と振り返っていました。

私は今まで、何を大切にしてきただろう。これから、どんなふうに生きていきたいのだろう。

ちょうどこの時期、いわゆる「ミッドライフクライシス」と呼ばれるような、人生の折り返し地点に特有のモヤモヤも重なっていました。子どもの手が少しずつ離れて、ふと「私自身は、これからどうしたいの?」と問われているような感覚。日々のいろいろな場面で、小さな違和感を感じていたのです。たとえば職場でも、なんだかしっくりこないな、と思うことが増えていました。

もうすぐ40歳。私はこのところ、「人生の前半が、そろそろ終わっていくのだな」ということを、なんとなく意識するようになっていました。そんなタイミングで健康診断に引っかかったので、もしかしたらこれから、病気や、限りある命というものと向き合うことになるのかもしれない、という思いもよぎりました。

不思議なのは、その流れが、自分のなかではどこか自然と「しっくり」きていたことです。怖くなかったと言えば、嘘になります。それでも、「人生の後半に入っていくこの時期に、こうして立ち止まって自分と向き合うことになったのは、私にとって意味のあることなのかもしれない」。そんなふうにも感じていたのです。

そのモヤモヤの正体が、そのときはよくわからなくて。ただ、心がずっと「これでいいのかな」とつぶやいているような、そんな感覚だったのです。

モヤモヤの先に、腑に落ちたこと

けれど、不思議なものですね。

立ち止まって、自分の心とじっくり向き合う時間を持つうちに、少しずつ「あること」が腑に落ちていきました。

それは、「私は、こういう生き方が好きなのだ」という感覚です。

たくさん稼ぐことや、誰かと比べて成功すること。そういうものを追いかけるよりも、私は、自分らしく心地よく暮らせることのほうが、ずっと大切なのだ、と。

そしてもう一つ、はっきりと感じたことがあります。それは、自分を雑に扱うことは、私はもう受け入れられない、ということ。忙しく動きまわって、疲れていることに「がんばっている」と充実感を見いだすような生き方は、私には合わないのだ、と。

これまでは、予定がぎっしり詰まっていることが、なんとなく良いことのように思っていました。けれど本当は、心にゆったりとした余白があること。急がず、あわてず、自分をいたわりながら過ごせること。そのほうが、私にとってはずっと豊かなのだと気づいたのです。

お気に入りの空間で暮らすこと。自分を大切にする美容の習慣。家族との穏やかな時間。将来に安心できるように、お金のことを少し学んでおくこと。そして、好きなことを仕事にしていく働き方。

そのどれか一つではなく、すべてがつながって、私にとっての「豊かな人生」ができあがっていく。そんなふうに思えたのです。

あのモヤモヤは、きっと必要なものだったのだと、今は思います。心が「本当はこうしたいんだよ」と、教えてくれていたのかもしれません。

だから、少しずつ整えていく

私が目指しているのは、完璧な暮らしではありません。

体のことも、心のことも、暮らしのことも、一気に完璧にしようとすると、きっとまた苦しくなってしまう。そうではなく、少しずつ整えながら、自分らしい毎日を育てていくこと。今はそれが、いちばんしっくりきています。

そして、ここまで読んでくださった方にお伝えしたいのですが──再検査の結果は、おかげさまで無事でした。あの紙を受け取ってから結果が出るまでの時間は、本当に長く感じられて。だからこそ、「大丈夫でしたよ」と言われたときの安心は、言葉にできないほどでした。

無事だとわかった今、気持ちが少し変わりました。それは、これからの人生に、もっと目を向けられるようになったこと。ずっと「終わっていく前半」のほうを見ていた気がするのですが、今は「これから始まる後半を、どう生きようか」と、前を向けるようになった気がするのです。

この経験があったからこそ、自分の体を大切にしようと思えましたし、自分の生き方を見つめ直すこともできました。立ち止まる時間も、悪いことばかりではなかったのだな、と今は思います。

これからも、美容やインテリア、暮らし、お金のことなど、日々の生活を少しでも心地よくするヒントを綴っていきたいと思っています。誰かの正解ではなく、自分にとっての心地よさを見つけていくこと。

もし今、あなたも何かモヤモヤを抱えているとしたら。それは、あなたの心が何かを教えてくれているサインなのかもしれません。どうか、ご自身の体と心を、大切になさってくださいね。

そんな暮らしを、これからも一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。

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